コンピュータの最近のブログ記事

今日はウィキペディア(Wikipedia) についてのお話ですが、社会人や学生の皆さんが調べものや、論文、レポートを書くときにウィキペディアを活用していますか。ウィキペディアは2001年に開始されたネット上の誰もが自由に編集に参加できる百科事典です。どの項目に対してであれ、誰でも自由に加筆、修正ができます。ですから今私が加筆、修正してもウィキペディアから見れば誰が修正したかわかりません。ウィキペディアは今の私を含む不特定多数無限大の人々の行為を集積することで、この百科事典を作り出す場になっているわけです。厳密に言えば、今日のウィキペディアと明日のウィキペディアは違います。

百科事典や辞書などは権威ある学者や専門家は指揮をとって作るリアル世界のプロジェクトとすると、ウィキペディアは「誰でも参加型の百科事典」でコストゼロ空間たる純粋なネット空間で起きている「オープンソース現象」の1つです。

しかしリナックスに代表されるオープンソースプロジェクトは、参加は自由でありますが、素人がコードを書いたからと言ってすぐにそれが採用されてリナックスに組み込まれるわけではありません。不特定多数者から送られてくる無数のコードから信頼に足りるものを選びリナックスに組み込んでいくのです。ウィキペディアはというと、入口での審査はしないけど常に書きんだ内容をウオッチしているボランティアがいて内容によっては修正されます。ですから修正が発見されないひどい文章に出会うこともあります。言い換えれば、百科事典や辞書に比べれば信頼性に問題ありなのではないでしょうか。

ウィキペディアが目指すのは「そこそこ」の信頼性で「完璧」ではないのでしょう。これからも「コストゼロ」でそこそこの信頼性で進化を続けるウィキペディアは、ちょっとした調べ物をするときに参考にする程度、Good enough (そのくらいで十分)という捉え方をしていたほうがいいのではないでしょうか。

 

 

 

コンピュータの性能って凄いですね! と最近感じました。

1982年日立が開発したスーパーコンピュータS-810。気候予測や核融合シミュレーション、遺伝子解析、航空機設計など、通常のコンピュータでは数十年単位の時間がかかるような複雑で大規模な計算を高速に処理するために作られた超高性能コンピュータ。当時のメモリーが256メガバイト。価格はレンタルで月々約7千万なり。たったの256メガバイトですよ・・。256メガバイトてどのぐらいかというと、下の表を見てください。

記憶装置を表す単位について

1K (キロ ) =1000
1M (メガ ) =1000K
1G (ギガ) =1000M
1T  (テラ) =1000G
1P (ペタ)  =1000T
1E (エクサ)=1000P
1Z (ゼタ)=1000E
1Y (ヨタ) =1000Z・・・どこまで続くんでしょうか。

ノートタイプのパソコンでも、ギガ単位でメモリもってますから、今のコンピュータは昔の何千万とする大型のスーパーコンピュータより遥かに高性能なんですよね。ゼタ、ヨタなんて単位ありますが、仕事ではここまでの容量はまず使わないと思いますが・・。

 

メディア種別で分けると、よくわかります。

フロッピー  125KB/s  → 例えると・・ カメ?      時速5m/h
USBメモリ   25MB/s                         よっぱらい  時速1Km/h
HDD            50MB/s                歩行          時速2Km/h
主メモリ      6.4GB/s                         新幹線   時速256km/h

これからの未来メモリーがますます大きくなるとDVDレコーダーやブルーレイレコーダーなんていらなくなるかもしれませんね。365日すべてのテレビをまるまる録画できる時代がくれば、一部の番組を録画するなんていう習慣や概念がなくなるでしょうね。まさに破壊的イノベーション到来な予感です。

 

 

 

 

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